| ■『きゅう務員の仕事とは?』 |
きゅう務員とは、競走馬の調教や管理の責任者である
調教師のもとで、馬を世話する人のことです。
つまり会社で言うと
調教師が社長で厩務員は従業員といったところでしょうか。
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きゅう務員は、調教師の指示を受けて
自分の担当馬(2頭)の全ての世話をして
その馬をレースに最高の状態で送り出すのが仕事です。
それでは、具体的な仕事内容を見てみましょう。通常、午前3時頃にきゅう舎に行き、まず初めに担当馬に異常がないかどうかを確認します。
そして、競走馬の入っている馬房(部屋)を掃除します。具体的にはボロ(フン)や尿で汚れた寝わら(馬の布団)を馬房の外に出したり、干したり、新しいきれいな寝わらを入れたりする作業です。
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それが終わると、いよいよ調教(馬のトレーニング)の準備に入ります。最初に馬具をつけるのですが、これは、騎手や調 教助手がすぐに騎乗できるようにするためで、「馬装」と呼ん
でいます。この作業は午前5時過ぎ頃に行われます。
そして馬装が整ったら馬にまたがって軽く歩かせます。い きなり全力で走らせたりしたら馬が故障してしまうかもしれな いので、まずは人を乗せてきゅう舎のまわりをじっくり歩いて
準備運動(ウォーミングアップ)をして、十分に馬の体をほぐ すのです。
それから午前6時になると、いよいよレースで走るコースと同じような馬場に入り調教を開始します。
騎乗のできるきゅう務員(調教きゅう務員)は、責任者である調教師の指示に従って
レースに備えて早いスピードで走る調教や、軽めの調整程度の調教を行ったりもします。
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調教が終わると、今度は激しい運動の後の生理運動(クーリングダウン)を行います。これを怠ると、故障の原因につながる恐れがあるので
ウォーミングアップと同じように、馬に騎乗した状態できゅう舎の
周囲を何週も歩かせます。
最後に、きゅう舎に戻ってきた馬の手入れを、午前7時ごろから開始します。洗い場(馬を洗うところ)に馬をつなぎ、シャワーで汗を流し、ブラシをかけ、併せて調教の後に馬の体調や脚などに異常がないかどうか確認します。その後馬を馬房に入れ、飼い葉(馬のご飯)を与えます。
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しかし、これで終わりではありません。
引き続き自分の担当するもう1頭の馬について、先程と同じ工程を全てやらなければなりません。従ってそれらの作業が終了するのは午前11頃になってしまいます。
その後お昼からは、再びきゅう舎に行って 馬の手入れ、寝わらの片付け、そして飼い葉 (馬のご飯)を与え、午後5時ごろに全ての 作業が終了します。
どうですか。なかなか大変な仕事でしょう。
ここまでの説明でもわかるように、きゅう務員とは毎日馬を世話する仕事です。
従って、馬に対する愛情や馬と接する喜びを常に感じられる人でなければ
続けていくことができない仕事だといえるでしょう。 |